お歳暮を贈る場合、基本的にはどうしても現在お世話になっている方を優先する事になりますよね。
逆に言えば、かつてお世話になったが、現在は疎遠になっているという方に関しては、お歳暮を贈る事を止めた方が良いのか、という思いに駆られることもあるかと思います。
さほど親しくない相手からお歳暮が届くたびに、お礼の手紙を書いたり電話をしたりと気を使わせるのも、あまり好ましくないことといえます。
そういった場合、どうやって贈るのを止めれば良いのでしょう。
いきなりパタっと止めてしまうのも、失礼に当たるのではと思ってしまいますよね。
実際、前触れもなくいきなりお歳暮を贈るのをやめるというのは、礼を失している行為といえます。
相手方にしても、あまり良い気はしないでしょう。
そこで、少しずつ薄めていく、という手法が有効となってきます。
まず、お中元とお歳暮を贈っている場合、お中元のみを止め、暑中見舞いの葉書のみを出すようにします。
この年は、お歳暮は通常通り贈ります。
次の年は、お歳暮の金額を抑えます。
5,000円使っていた場合は3,000円くらいにすれば良いでしょう。
そして、次の年には寒中見舞いの葉書のみにする、といった形ですね。
段階を踏む事で、失礼のない止め方を行う事ができます。
生きているうちには、どれだけお世話になった方であっても疎遠になることはあると思います。
特に、血のつながりがない方に関しては、疎遠にならない方が珍しいでしょう。
その代わり、新しくお世話になる方も増えていきます。
お歳暮を贈るにあたり、してはいけない事。
それは、相手の嫌いな物、使わない物を送るという行為です。
例えば、一人暮らしの上司にお歳暮を贈るとします。
その際、何を送るか悩み、それなら高い物がいいと判断し、カニを贈ろうと考え、ゆうパックで贈りました。
しかし、上司はカニアレルギーだった……などという事は、実際よく見かける例です。
高価な物ならば失礼にはならないだろう、定番なら大丈夫だろうという安易な考えで物を贈るのは、礼を失していると言わざるを得ません。
好意の押し付けであり、迷惑行為とも取られかねません。
最低限、贈る相手が何を望んでいるかまではいかなくとも、何を嫌っているか、何が苦手なのか、といった事に関しては、あらかじめ確認をしておきましょう。
ベジタリアンの方に和牛を送っても仕方ありませんよね。
自炊しない家庭に食用油を送っても、意味はありません。
甘い物が苦手な人にお菓子の詰め合わせを送るなど、嫌がらせとしか思えません。
こういった事だけは、避けるようにしましょう。
お歳暮は、ある程度贈る品が限定されています。
ギフトセットとして陳列される商品も、似たようなものが多いですよね。
その中で、万人が喜ぶものとなると、まずないと考えてください。
誰にも害にならないであろうタオルや石鹸なども、それらのお歳暮やお中元を多くの方からもらう家庭では邪魔になるだけです。